ウルフです。
みなさんにご報告です。
今年、無事社会復帰を果たし、気がつけばもう半年がたっていました。
私はもともと、新卒5ヶ月目で適応障害で倒れ、3ヶ月で休職、そのまま辞めてしまたので、実質自己ベストを更新したことになります。
この件について、いろいろと思うところがあるので
鳥取県に向かいながら当時~現在をふり返りながら記事を書いてきます。
新卒の男、入社5ヶ月で適応障害になる
私は大学卒業後、大阪の企業にて働いていましたが入社5ヶ月目で適応障害になりました。
理由は人間関係です。
決して、イジメられていたわけではありません。
ただ、こう、、なんて言うんですかね?うまく説明できないんですけど。
一言で言えば何か冷たかった。
- 先輩社員達と全く仲良くなれず
- 部署では最初、全く話しかけられず
- 一時期、会話を試みてはみたものの会話は続かずむしろ悪化
- 食事中の会話はほぼ愚痴ばかり
私は大学の文化祭でカラオケ大会やジュース早飲み競争に参加するくらいには人目を気にしない性格だったんですが
そんな毎日を過ごしていると、さすがにおかしくなります。
どんどんどんどん、人目を気にするようになり、何をするにしても周囲の視線やしゃべり声が気になるようになる。
会社の飲み会では、発言しようとすると声が出ないということも、、、
数人くらいの人達は、私に話しかけてくれたし世話を焼いてもくれました
でも、そんな優しい人たちの愚痴を食事中にずっと話している先輩社員達
お世話になっている人の悪口を毎日のように聞いていると、私もだんだんとおかしくなっていき
「下手な発言をしたら、自分もどこかで悪口を言われるかもしてない、、、」
人目が気になり過ぎて、トイレで呼吸を整えないと出勤できないくらいには、精神的におかしくなっていた
他にも、2時間以上の残業、無茶ぶりな仕事、大きな失敗、孤独な単独出張、、、など
いろいろと積りに積もった結果、たった5か月目で適応障害になり休職することになりました。
休職期間の3ヶ月を経て、入社9ヶ月で退職を決意
電車の中で飲む酒はうめぇ、、、
適応障害という診断を受けてから3ヶ月休職。
というよりかは、私の場合は新卒だったので3ヶ月しか休職をとれませんでした。
3ヶ月を過ぎると退職扱いになります。
その間に会社を「続ける」か「辞める」かを決めなければいけません。
当時の私は悩んだ、、、悩みに悩んだ
「新卒9ヶ月で辞めたら終わりだし、かといって、会社に戻るのも気まずくてまた適応障害をぶり返してしまうかもしれない」
どっちを取っても選択肢としては地獄
「生きている意味ないかもな、人生詰んでるなら死にてぇ」
とんでもないことを考えていた。
そんな絶望の中、私を救った言葉が橋下徹さんの言葉
「人生納得していますか?燃焼していますか?」
この言葉に私はハッとさせられた
私は会社に復帰したとしても決して燃焼もできないし人生にも納得はできない。
仮に死んだとしても、死ぬことに対して納得ができない。
なので入社9か月目(入社5ヶ月+休職3ヶ月=計9ヶ月)で新卒で入社した会社を退職を決意しました。
退職後の1年間、休みなし、鬼のように学習。
会社を退職してからの1年間は、もうとにかく死に物狂いで行動しまくった
個人で稼ぐ決意をかため
PC音痴だけどブログを始める
退路や甘えを捨てるため静岡に単独移住
静岡にいる間に爺ちゃんが亡くなり
7ヶ月間、ほぼ毎日更新していた1つめのブログを閉鎖
プログラミング学習に切り替え
学習のために40万の借金をする、、、など
とにかくとにかく、いろいろあったんですが
誰も頼る人もいない土地で、孤独に、たった一人必死に、
がいてあがいてあがき続けていた、休みなんて月2回あるかないか、ほぼない
「足を止めたら死ぬ、、足を止めたら死ぬ、、、」
こう自分に言い聞かせながら、自分の力で稼ぐためひたすら毎日猛勉強していた
約半年、自分の力で「月5万」稼ぐことに成功
毎日、孤独にもがき苦しんで、学習したおかげで
自分の力で「月5万」稼ぐことに成功
5万どころか10万も稼ぐことができた
とても嬉しかった、とても嬉しかった
適応障害になって3ヶ月休職した上、新卒9ヶ月で退職したヤツが
誰の力も頼らず、自分の力で月5万以上を稼ぐことに成功したんだ
1年、、、1年もかけて、、ようやく、、、努力の成果が実った
しかし、現実はそう甘くない
ネット上では「月5万稼げるなら、あとは10万も20万も余裕ですよ。」と言われていますが、現実はそう甘くありません。
私は月5万以上稼ぎ、お客様の満足度も高評価を得られたものの、継続案件につながることはなかった。
その後はどれだけ営業をかけても、案件獲得ができなかった。
「もっと頑張れよ!」
と言われるかもしれませんが、私はこの時点で「自分の力で稼ぐ」という目標を達成していたから、やる気がおきない
何をしたらいいのかわからない空っぽの状態。
一言でいうと、虚無
「月5万稼ぎ高評価も得られたからといって、その後もポンポンと稼げるとは限らない」
Twitter上では決して見ることのできない、裏の部分を身をもって知った瞬間でした。
Web制作で月5万稼ぐまでが、理想とかけ離れ過ぎて泣ける件【ドキュメンタリー】
元適応障害、もう一度社会に挑戦したくなる
「このままじゃジリ貧だ、貯金も底をつきそうだし、これ以上借金はできない」
悩みに悩んでいた時、ふとある思いが浮かびました
「就職しちゃえば、全て解決できるんじゃね?」
就職をすれば毎月安定してお金が入ってくるから、お金にはまず困ることがない
それに、私は密かにもう一度社会に挑戦したいという思いもあった
よって、お金と目標のため社会復帰することを決意。
静岡には残念ながら私のWebスキルを活かせるような会社はなかったので、地元に戻って大都市大阪で就職活動を始めることにしました。
1ヶ月で就活から引っ越しまで全て完了
社会復帰を決意したその日にはもう、賃貸センターに電話するなどの行動を開始したので
約1ヶ月で引っ越しから就職活動まで完了しました。
めちゃ早い…
まぁ、急に全てを決めたので
引っ越し準備は大変だったし、就職活動もけっこう苦労したんですけど
案外なんとかなるもんですね〜
人は本気になれば、なんでもできるんですよ
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社会復帰をしてから気が付けば半年たっていた
無事に社会復帰を果たした私でしたが、社会人経験なんて5ヶ月しかない社会不適合者なのに変わりはなく、それはもう大変で大変で、、、
営業、電話応対、上司とのコミュニケーション、社内トラブルなどなど
慣れないことが多すぎて毎日が必死
社会の荒波にもまれて必死に生きていたら、気がつけば半年たっていました
しかも、心に余裕がある
以前は5ヶ月しかもたなかったのに、、、私は以前の自分を大きく超えたんだ
会社で働くのは楽しいことに気づく
必死な毎日を送っていた私でしたが、会社で働くのは楽しかった
- 残業は1回もしたことないし
- 土日はたいてい休み
- 人間関係も良好で
- 上司は私の体調をとても気遣ってくれる
最高の職場環境なので、決して「嫌だ、辞めたい」なんて感情は1ミリも湧きません。
大変なんだけど、自分の成長を毎日実感できて、むしろワクワク
働くことに対して、楽しみを覚えるようになっていました
前の会社にいた時は
「帰りたい、辞めたい、職場に居づらい」
と毎日考えていたのに、、、
今では会社に行くのがとても楽しみで、休み明け前に憂鬱を感じることもない
私、今の会社に入って気づいちゃったんですよね
「働くことって、こんなに楽しいんだ」と
【総評】20代の若人達よ、会社で働くことは悪くないぞ
元適応障害の私が、社会復帰して感じたことは
「会社で働くのは決して悪くない、むしろ良い」
というのも、会社ほどお金をもらいながら成長ができる場所はないから
まだまだブラック企業や企業体制が古い会社もたくさんあるには違いないし、そういった会社を避ける手段はほぼないんですけど
安心してほしい、会社選びに失敗したってどうせやり直せます
会社選びに失敗した分、経験値とお金が手に入る
全く問題なしノープロブレム
会社で働くことは、どっちに転んだとしてもプラスにしか働きません。
最近ではインフルエンサー達の影響が大きくなってきて
「日本の会社は海外に比べて劣っている、会社で働かず個人の方がいいよ」
みたいに言う人をよくみかけますが、鵜呑みにしないことを強くオススメします。
自分のこの目で確かめてから、判断してほしい
今を生きる、何にも染まり切っていない、若人達にこそ、一度でいいから会社に入って経験を詰んでほしい
元適応障害で、会社を実質5ヶ月で辞めた私から伝えたいメッセージです。
さいごに:私を成長させてくてた、勇気をくれた人・本たちよ【ありがとう】
さいごに、私が適応障害になってから現在に至るまでに、たくさん成長させてくれた勇気をくれた人達を紹介して終わります。
前の会社の総務・人事の人
以前の会社で面接から退職までお世話になったのが総務・人事の人
私が適応障害になって電車に乗れなくなった時
会社から1時間もかけて、私の話しを聞きにきてくれた
退職の決意を固めたときも、応援してくれた
私はこの方がいなければ、どうなっていたことやら、、、今でもずっと感謝しています。
マナブさん
私がもっとも影響されたのが知る人ぞ知るインフルエンサーのマナブさんです。
マナブさんに出会ってなければ、そもそもブログなんてやっていないし、1年間も稼げないブログで積み上げることはできていなかった。
他に思考方法だったり、行動力だったり、メンタルだったり
全てがマナブさんの本や動画で学びました
マナブさんがいなければ、私は何のスキルもない、行動もできないただのクソ雑魚陰キャオタク凡人のままだったに違いない。
橋本徹さん
適応障害で休職中、将来について希望が持てなくて悩んでいた時
私を救ってくれたのが「納得していますか?燃焼していますか?」という言葉
この言葉を聞いた時、体の奥底から熱くなって目に光を戻ったことを今でも覚えています。
著書「異端のすすめ」のおかげで多少尖った生き方もできています。
森岡毅さん
一人が、、、孤独が、、辛すぎる上、結果がなかなか出せずにいた絶望の底
何回も何回も読み込んだのが森岡毅さんの著書「苦しかった時の話しをしようか」
この本とこの人の経歴を見ると「自分はまだまだだな、だって血尿が出ていないんだもの」と思い踏ん張ることができました。
私が挫折せず諦めず心が折れず頑張れたのも、森岡毅さんのおかげです。
かげぽんさん
有名ではないのですが、期間工ブロガーの方です。
私がとにかくお金も貯金がなく、借金返済というプレッシャーで気が狂いそうな時
かげぽんさんのYouTubeとブログを見ることで、精神を安定させていました
「借金まみれ、リボ払い地獄、社会人経験なし、ホームレス、ネカフェ難民経験ありな人でも、今では返り咲いているんだ」と勇気と希望をもらえます。
とりあえず絶望しているなら1回、かげぽんさんの動画を見てほしい
マジで、すごい経歴だから
めちゃ長くなりましたが、以上が社会復帰したふり返りと感想です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございすm(_ _)m
人生と社会のレールから外れて1年、心境と感想【なんとかなる】